あがり症とスピーチ

同僚に「どんな大舞台でも一切緊張しない」と言う人がいる。遺伝的に脳内のセロトニン量が違うんだろうなと、単純に羨ましい。

 

自分はあがり症の緊張しいなのに、人前でのプレゼンや講演の機会がある仕事なので、苦行でしかない。

 

どんなに場数を踏んでも、毎回心臓はバクバクするし、口はカラッカラッになるし、変な汗をかく。

 

それでも、「あがっていても人並みの講演はできる」ということがわかってからは、だいぶ気持ちが楽になった。

 

昔は、人並みに講演できるようになるには「あがってはいけない」と思っていたのだけど、全然関係なかった。

 

最初の頃は通しで何十回も練習してから本番に臨んでいたけど、プレゼン技術が一通り身についた今となっては、頭の中で一回練習するぐらい。

 

講演中に残り時間を見ながら情報を付加したりスライドを端折ったりして、柔軟に尺を調整することもできるようになった。練習量とそれによって身につくテクニックで、あがり症は十分にカバーできる。

 

相変わらず人前で喋ること自体が苦手なので、やらずにすむなら一切やりたくないけど...

 

同じようにあがり症で悩んでいる若い人には、「別にあがってもいいんだよ」とだけ伝えたい。