【書評】マインド・コントロールの仕組み

マインドコントロールについての理解を深めるために、以下の2冊の本を読んだ。

 

 

マーク・トウェインの「人間とは何か?」では、機械としての人間のアウトプットを変える方法として「訓練」があると書かれていた。

 

ここでの「訓練」とは何かと考えたとき、それは「自分自身に対するマインドコントロール」だと思い至った。

 

マインドコントロールを学ぶには、最も洗練された手法と実績を持つ犯罪集団やカルト教団の手法を知るのが最適だと思い、上記の本を読んだ。

 

内容的には「影響力の武器」で紹介されている有名な6つの手法を使っていることや、

  1. 返報性
  2. コミットメントと一貫性
  3. 社会的証明
  4. 好意
  5. 権威
  6. 希少性

 

相手を支配し続けるために以下の4つのコントロールを行っていることが紹介されていた。

  1. 情報コントロール
  2. 思考コントロール
  3. 感情コントロール
  4. 行動コントロール

 

これらはそのまま、自分自身に対するマインドコントロールにも使えそうだ。実際のところ、自分はインデックス投資を続けるために無自覚に上記の手法を使っていることに気付いた。

 

たとえば、このブログを書いていること自体が、「コミットメントと一貫性」によって、インデックス投資を継続するうえでの強力な統制になっている。

 

世の中にはマインドコントロールが溢れている。教育は国家にとって有益な人間に変えるためのマインドコントロールだし、会社の研修はその組織にとって有益な人間に変えるためだ。

 

どうせマインドコントロールされるなら、自分や周囲の人に対して最も利得があるアウトプットが出力できるように、自分で自分を上手くマインドコントロールしたいなと思う。