完全FIREに向けてのポートフォリオへ移行

待っていても暴落はなかなか来ないかもしれないし、インフレリスクもあるので、そろそろ完全FIRE に向けたポートフォリオへの移行を始めることにした。

 

現在のポートフォリオは以下のとおりで、ほぼ円預金。オルカンは新NISAの初年度1年分とiDeCoの移換金。外国個別株は以前に勤めていた会社のRSU。ゴールドが10%近くもあるけど、純金信託ETFの含み損マイナス50万円が解消したら売却したい。

完全FIREに向けたポートフォリとしては、九条氏のブログで紹介されているバケツ戦略か、

www.kuzyofire.com

 

カン・チュンド氏の書籍で紹介されているリスク資産と無リスク資産を50:50の比率で維持のどちらかを採用したいが、まだ決めきれていない。

 

それぞれの方式を採用した場合の予想ポートフォリオは以下となる。

  • バケツ戦略
    • 短期バケツ(円預金)に生活資金の2年分
    • 中期バケツ(債権)に生活資金の7年分
    • 長期バケツにリスク資産

  • リスク資産と無リスク資産を50:50の比率

働いていて給与収入がある現在は、バケツ戦略のリスク資産70%のポートフォリオでも全然問題なさそう。ただ、完全FIREして給与収入がなくなった状態で、リスク資産が暴落して半分になる(総資産の35%が失われる)ことに精神的に耐えられる気がしない。

 

そこで、まずはリスク資産と無リスク資産が50:50の比率を目指すことにする。そのために、以下を実行する予定。

  1. 個人向け国債変動10年を生活資金の7年分購入する
  2. 総資産の46.1%分のオルカンを5年かけて毎月購入する

 

中期バケツの債権として何を購入するかは悩ましく、TLTなども考えたけど、結局は山崎元氏が無リスク資産として推奨する個人向け国債変動10年を購入することにした。

 

個人向け国債変動10年は1年間は換金できず資金がロックされてしまうので、その間に暴落がきたときに買い向かうことができなくなってしまう。そのため、いきなり総資産の42.5%ではなく、まずは7年分(総資産の20.7%)に留めることにした。1年後に残りの21.8%分を買い足すかも。

 

まとまったお金があるときのリスク資産の購入について、山崎元氏は即時での一括購入を勧めている。一方、カン・チュンド氏は2年から5年かけて時間分散で購入することを推奨している。理屈的には一括購入が正しいのはわかるけど、一括購入した直後に暴落が来たら精神崩壊するので時間分散することにした。

 

5年かけてゆっくり購入している間に、株価がピークの半分になる暴落が来たら、そのときに余裕資金を全投入する予定。

 

上記に加えて、完全FIREするまでは給与収入からフルインベストでオルカンを積み立て購入していく。

 

リスク資産と無リスク資産が50:50の比率になった時点でその後もリスク資産を増やしてバケツ方式を目指すか、50:50を維持するかを改めて検討することにしよう。その時点で完全FIREしてるかどうかも不明やし。

 

機会損失と、一括投資後の暴落による精神的ショックの折衷案としてこんな感じになった。全体的に臆病者の株式投資という感じ。今まで貯金しかしてこなかったから仕方がないな。