番組制作会社の代表が書いた本。
秋元康氏など、業界の大物に可愛がられ(いじられ)つつ、社員からの信頼も高いという。こういう「人からいじられながらも好かれる人」っているよね。自分には全くない属性だ。
自分はどちらかというと「私は現場に貢献するかしないかでしか、人を判断しない。貢献しない人間は1メートル以内に近づかせない。」と述べる堤監督に近い。
仕事においては自分自身を含め、役に立つか立たないかでしか判断しないし、役に立てないのに会議やイベントに参加するのも大嫌いだ。
ただ、こういったドライな考え方をしていると、生成AIみたいな「自分を置き換えうる約に立つ道具」が出てきたときに滅法弱い。「人間関係」とか「気持ち」とかのウェットな部分をものすごく軽視しているから、生成AIがまともに使えるなら「自分なんていらないな」となってしまう。
組織内での生存戦略としては正しくないんだろうけど、自分の属性なんて変えられないからあきらめている。AIに置き換えられるまでの間にせいぜい稼いでFIREするしかない。